十三仏信仰

query_builder 2026/08/27
講座 教室 密教
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十三仏(じゅうさんぶつ)信仰は、室町時代頃の日本で成立した独自の仏教信仰です。人が亡くなった後の追善供養(初七日〜三十三年忌の13回の法要)において、故人の霊を導き救う13尊の仏・菩薩・明王を割り当てて祈りを捧げます。

中国から伝わった「十王思想(閻魔大王などの裁判官)」に、日本独自の真言密教や浄土信仰が融合して発展しました。各法要を担当する仏(本尊)は、裁判の審判官に対応する本地仏(本来の姿)とされています。


法要時期と十三仏一覧

法要忌日・年忌担当する十三仏種字(梵字)
初七日7日目不動明王(ふどうみょうおう)HĀṂ(カーン)
二七日14日目釈迦如来(しゃかにょらい)BHAḤ(バク)
三七日21日目文殊菩薩(もんじゅぼさつ)A&MĀḤ(マン)
四七日28日目普賢菩薩(ふげんぼさつ)A&M(アン)
五七日35日目地蔵菩薩(じぞうぼさつ)HA(カ)
六七日42日目弥勒菩薩(みろくぼさつ)YU(ユ)
七七日49日目薬師如来(やくしにょらい)BHA&IṢAJYA(バイ)
百日忌100日目観音菩薩(かんのんぼさつ)SA(サ)
一周忌1年目勢至菩薩(せいしぼさつ)SAḤ(サク)
三回忌2年目阿弥陀如来(あみだにょらい)HRĪḤ(キリーク)
七回忌6年目阿閦如来(あしゅくにょらい)HŪṂ(ウン)
十三回忌12年目大日如来(だいにちにょらい)A&MĀḤ(バン)
三十三回忌32年目虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)TRĀḤ(タラク)

主な特徴と意義

  • 追善供養と導き: 残された遺族が法要を行うことで故人の罪を滅ぼし、極楽浄土へ導く助け(追善)になると信じられています。

  • 最後の到達点(三十三年忌): 虚空蔵菩薩が担当する三十三年忌(地域によっては五十回忌)をもって「弔い上げ」とし、故人の霊は個別の「霊」から先祖代々の「神・精霊」へと昇華すると考えられています。

  • 種字(梵字)との結びつき: 密教的な影響を強く受けており、十三仏それぞれを象徴する一字の梵字(種字)を墓石、卒塔婆、位牌などに刻む習慣が定着しています。

現在でも主に真言宗や天台宗をはじめ、宗派を超えて広く日本の仏事(追善供養や絵像の開眼)に定着している信仰体系です。



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赤観梵楽

住所:奈良県吉野郡大淀町北野106-3

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